南宮崎ヤマモト腎泌尿器科 泌尿器科 総合内科 人工透析内科

人工透析内科

最新の機器を導入

腎臓は、人工透析で腎臓の代わりができる老廃物を除去・余分な水分を除去・電解質の調整・PHの調整、透析療法で腎臓の代わりができない エリスロポエチン産生や活性型ビタミンDの活性化を行っています。

 

腎臓の働きが低下してくると、やがて食事や薬物療法だけでは体の水分量の調節や体液のバランスの維持が困難になります。このため自分の腎臓の働きを補助するために、透析療法が必要となります。

 

血液検査で腎機能を表すクレアチニン8mg/dl以上、尿素窒素[BUN] 100mg/dl以上(いわゆる毒素が体にたまった状態)で体がだるくなっている患者さんや、心不全症状(利尿剤の効果が乏しいむくみ、肺に水が溜まって呼吸困難になったり、心臓の周りに水が溜まってしんぞうのうごきがわるくなったり)の患者さん、カリウムがたまった(たまりすぎると致死性の不整脈をきたす)患者さんなどが透析療法の適応になります。

 

最近では血液透析導入となる原因の約40%が糖尿病によるもので1位となっています。糖尿病の病勢コントロールが悪いと体内のタンパクが尿から出ていき、血管の中に水分が蓄えられなくなり水分が肺やお腹、皮膚の下などにたまりやすい状態になります。クレアチニン 3-5mg/dlぐらいでも早期に透析療法が必要になってきます。

 

また上述したように腎臓の代わりができないエリスロポエチン産生や活性型ビタミンDの活性化を腎臓はしているために、腎機能が落ちていくと腎臓から分泌されるエリスロポエチンが低下し、貧血になってきます。このためエリスロポエチンを注射し貧血を改善します。さらに食事で摂取したリン(タンパク質に多く含まれる)が尿中に出れないため血中のリンは高くなり(高リン血症)、腎臓でビタミンDが活性化されないため、腸管からのカルシウム吸収低下がおこり血中のカルシウムは低くなります(低カルシウム血症)。これにより、甲状腺の裏にある副甲状腺ホルモンが分泌を亢進し(続発性副甲状腺機能亢進症)、骨からカルシウムを遊離させて血中のカルシウムを補おうと働き、骨粗鬆症となります。 このため腎機能が落ちてくる、特に透析患者さんは食事療法に加え、薬物療法を用いて血中のリン上昇を抑えないといけません。

 

当クリニックの透析用監視装置は日機装社製の最新の機器を導入しております。この透析用監視装置で行える血液浄化療法は通常のHD(血液透析)だけではなく、HDF(血液透析ろ過)、HF(血液ろ過)、オンラインHDFなど、さまざまな治療モードに対応可能です。

 

難しい説明となるため、HD、HDF、HF、オンラインHDFの各々の説明は他に譲りますが、通常のHD(血液透析)では患者さん自身の血圧により小さな尿毒症物質(体の中のゴミ)は透析膜の小さな穴から容易に除去されますが、それより大きな尿毒症性物質が除去されないために長期間HDを行っていくと様々な合併症が起こってきます。このうちの1つにアミロイドーシスという合併症(この症状は透析開始から10年で患者の2〜3割、20年を超えると半数以上にみられる)があります。アミロイドが手のひらの靭帯にたまると「手根管症候群」で指が伸びない・しびれる、指の根元にたまると「ばね指」、肩にたまると「肩関節症」を引き起こします。手の甲が痛む「手関節痛」、肘から小指にかけてしびれる「肘部管症候群」もきたします。

オンラインHDFはできるだけ本物の腎臓の働きに近づけた血液浄化療法であり、自身の血圧にさらに大量の透析液を点滴をすることにより圧をさらに上げ、透析膜の小さな穴からさらに大きな尿毒症物質(アミロイドタンパクの代表であるβ2ミクログロブリンなど)を除去することができます。

 

 

オンラインHDFの効果

・血圧の安定化(大量の点滴をするため血圧が低くても行える)

・貧血の改善(尿毒症物質の一つであるエリスロポエチン阻害物質の除去)

・食欲の改善(食欲抑制物質の1つであるレプチンの除去)

・その他、原因不明の関節痛、しびれ、足のむずむず感などが改善し不眠が改善する(炎症を引き起こすサイトカインの除去)

・糖尿病合併症の改善(糖化物質の除去)

     など

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